祝!定年。一味違う人生の履歴書 今、輝いている理由
人生はいつだってフィールドワーク!自分を世の中に還元していく生き方を。
四角恒帆さん


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———主婦になってから設立されたという貿易会社のことを教えてください。

主人の実家の会社がブラジル進出していたのですが、撤退することになり、インフラとマンパワーが残りました。そこで、南米と日本の貿易をやらないか、という話になり、「はいはい! 私にやらせて!」と手を挙げたんです。何もないところから仕組みを作るのが大好きなんですよ。民族学好き、フィールドワーク好きということも、私の血を騒がせた理由だと思います。ブラジルにあって日本にないもの、という視点で、最初は下着やイージーオーダーのハンドバッグを扱いました。が、現地との価値観の違いなどからなかなか上手くはかどらず、いったん止めて、次にプロポリスに目をつけました。私は、プロポリスやアガリスクといった今では誰でも知っている健康食品を、日本に入れた先駆者の一人なんです。

―――会社は順調に伸びたのですか? いろいろと問題も…?

私が健康食品を輸入し始めた当時、日本人は“エコノミックアニマル”と揶揄されるほど、流行が起きれば殺到し、お金に走っていました。健康食品も例外ではありません。金儲けが目当てなので、いかに原材料を安くするかに視点は移っていき、汚染問題や、うちの良い物を別の悪い物と混ぜることまで発生し、資本主義の裏側を嫌というほど見せつけられました。こちらは「お金儲けより、人の健康の役に立ちたい」主義です。何と言っても、祖父から受け継いだ「自分を世の中に還元していく」哲学が私にはありますから―。

そうしていろいろと見てきたからこそ、国民一人ひとりが「自立した消費者にならなければいけない」と気づき、10年以上も前から主張しきました。本当に良いもの、本当に必要なものを、資本主義に踊らされることなく、自分で見極めていくことが大事です。そういった自立した消費者を作るための教育は、何より大事です。“教育”って、正しいことを伝えていくって、すごいことですよね。

―――「エジプシャン・マジック・クリーム」についても教えてください。

統合医療的な多目的クリームで、原料は、オリーブオイルと蜂由来のも(ハチミツ、みつろう、プロポリス、ローヤルゼリー、ポーレン)、そして“DIVINE LOVE”(愛情)、神の愛が入っているんですよ(笑)。神様が人間に与えてくれた天然素材の2つの宝物と、スピリチュアルなパワーであるLOVEからできています。私はこのクリームとアメリカで運命的に出会いました。エジプトのシャーマン(呪術師)が、肌に関する古代の知恵をある貧しいアメリカのおじいさんに教え、その人が10年近くかけて作り上げたというものです。初めは、おみやげレベルで日本に持ち帰っていたのですが、あまりの素晴らしさに感動し、おじいさんに交渉して日本人の肌にも合うように改良を重ねました。そして、アジアの総販売権を取得するまでに。特に宣伝はしていないのですが、有名人やモデルさんたちが愛用してくれ、様々なメディアでも紹介されるようになったんです。

おとぎ話に聞こえるでしょうが、実話なんですよ。アメリカでは、超有名ミュージシャン(マドンナ)が「これ無しでは外出しない」だったり、ハリウッド女優(キャメロン・ディアス)のメイクアップアーティストがセレブに広めるなど、絶大な人気を誇ります。
2009年7月、より熟成させたエキストラバージョンのクリームが誕生しました。全世界に向け、うちの会社(蒼基)から発売されています。そして、蒼基は、化粧品会社の製造販売の許可を受けました。

このクリーム一つあれば、家中OKなんですよ。女性の肌のお手入れ、パパの髭剃りあと、子どもたちの肌荒れ、にきびケア…。クレンジングやヘアケアにも使えますから、突然の出張にもこれ一個で飛べます。フットワークがよくて荷物も少なく、それでいてしっとり肌の美しさにも手を抜かない、デキるビジネスウーマンにもお勧めです。

実はね、歳を取っていくほど素肌勝負になるんですよ! 若い頃ほど顔に塗りたくったり描いたりできないからかも(笑)。目鼻の形や配置なんて数ミリの違いでしょう? 例えば森光子さんの美しさは目鼻顔立ちではなく、お肌の若々しさが際立っていますよね。女性として美しくなくちゃ楽しくない、でも整形はイヤ、自然でいたい。だから私はこのクリームなんです。

―――医療方面でもご活躍です。その辺りも聞かせてください。

クリームと出会い、私は自分と向き合うことができました。どういうことかと言うと、それまでの私は、賢い主婦で、賢い経営者で、賢い消費者だと自分で思い込んでいましたが、宣伝に乗せられて高級化粧品に手を出していた、資本主義に踊らされていたのです…。その意味からも、エジプシャン・マジック・クリームは“気づきのクリーム”。これ一つで美肌にも健康にもいいのだから、もう不必要なお金もスペースも割く必要がありません。心と身体の健康を考えたとき、賢い消費者、さらに賢い患者であることは、絶対的に必要なことだと痛感したんです。

NPO法人国連支援交流協会は、いわば世直し事業です。その基軸は、「社会的弱者の人権」と「人と地球の健康」。西洋医学と代替医療を統合した医療を推進しています。現在、病院で主に行われる西洋医学はたかだか1000年ですが、代替医療のインドのアーユルベーダやチベット医療は5000〜6000年の歴史があり、先人たちが培い伝えてきた古代の叡智、古代の医療です。西洋医療と様々な代替医療を含めた統合的な医療を唱えておられる渥美和彦先生より私に、統合医療を広く市民に伝えるための教育啓蒙活動をしてほしいと、市民運動を託されました。こういった啓蒙教育活動は、市民の中から、草の根的に広げていくしかないんです。自分の心身の健康と生活を守るためには、自立した患者に、そして自立した消費者にならなくちゃ、なんですね。

———今後の活動について、どのようにお考えですか?

最初は、草の根の市民運動、日本統合医療推進市民機構を立ち上げて、様々な講演活動をしていました。そして、この活動を、国連支援交流協会が支部として認めてくれることになり、国連支援交流協会メディカル市民フォーラムという一つの事業部を立ち上げました。その第一回は、今年(2009年)4月に、第二回は10月に開催。多くのご参加をいただき、大変評判をいただきました。痛みや病の前に、人は皆平等です。「健康にヒエラルキーはない」と私は考えています。神様が人に平等に与えたのは、健康ではなく、死、なんですよ。生まれた誰もが約束されているのは、健康に生きることではなく、必ず死んでいくこと。だからこそ、死の質を問うていくのです。自分の人生をしっかり理解し、生き抜く。どのように死んでいくかは、つまり、その瞬間までどのように生きていくか、と同義なのです。

これから超高年齢社会を迎える日本ですが、4万人以上の100歳人口のうち70%が寝たきりであるという現実(アメリカは100歳人口の70%が自立している)。現代の日本人は皆、自分だけは死なないと思っている……。私たち中高年層は、アンチエイジングと踊ることの前に、自分はいかに死んでいくかを想定しつつ、自分が生きていくことを考えねばなりません。自分の生き方、自分の健康が、家族の幸せとなり、それが健全な日本社会の基となることを、一人ひとりが自覚しなければならない。今の医療崩壊も、政治が食い止めることはなかなか難しいでしょう。国民一人ひとりが介護を受けることなく、自立して人生を全うできるように、日頃から健康に関して学んで考えて、自分なりの生き方を模索してほしい。そういう、健康や医学に関する草の根の市民運動を続け、日本人の意識改革の上にエポックメイキングをしたいと思います。究極、「人生は長さじゃないんだよ、深さだよ」ってこと……。いかにあなたは生きるか? なんですよ!

リタイアした人たち、リタイアしていく人たちは、自分たちの経験をもっともっと次世代の子どもたちに伝えていくべきじゃないかな、って思います。老け込んでなんていられません、これぞアクティブシニア。これぞ人生フィールドワークです!

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PAGETOP
輝きの理由 5つのQUESTION
Q1
尊敬している人は?

祖父の四角誠一です。「自分を世の中に還元していく」という哲学は、祖父から受け継ぎました。

Q2
座右の銘は?

「世の中の事象は、縦と横を必ず見る。縦は歴史、横は世界の広がりや民族」。
「すべての答えは、自然にある」。

Q3
メンタル的な宝物は?

家族、二人の息子たち。息子たちとの今の時間と、子育て中の彼らとの戦いの日々。
本当に面白い息子たちで、本当にすごい子育てだったから、経験を本にまとめて出版しようと考えています。子育てに頭打ちをしているママたちに伝えたい!

Q4
物質的な宝物は?

エジプシャン・マジック・クリーム。

Q5
健康のためにしていることは?

塩サウナで汗をかくこと、歩くこと。食べ過ぎないこと。

Q6
蒼基株式会社の理念とは?

ナチュラル、シンプル、ピュア。

Q7
「身に着けた学問を世の中に還元するような生き方」をしている四角さん。人はなぜ勉強するのか? の意味をどう考えますか?

それは、自由になるためだと思います。知ることは、自分を解放することです。
私自身は、人生すべてフィールドワーク、経験こそ学びです!

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